名前の由来は、山で採れるヤマイモに対し、里で採れるからサトイモと言われています。稲作が日本に入る前に中国から伝わったと言われ、戦前までサトイモを主食とする地域があったほど、日本の食生活を支えてくれた野菜。
最近は調理に手間がかかるため敬遠されがちですが、「八頭」など正月などの祝いの席には欠かせない食材。
主成分はデンプンであり、またビタミンB群や食物繊維をも豊富に含みます。イモ類の中ではカリウムを多く含むので、利尿作用をも期待できます。
秋から冬にかけてが本来の旬です。丸いもので、傷がついていないもの、湿り気があり、濃い茶色のもので、緑や赤の斑点のないものが良品といわれます。
泥を洗ってしまうと痛みやすくなってしまうので、泥つきのものはそのまま冷暗所で保存しましょう。洗ったものはできるだけ早く調理をするようにしましょう。
煮物にすることが多いですが、茹でてつぶして平らにしてフライパンで煎餅のように焼いてみたり、コロッケの中身として利用してみても美味しいです。
2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、
野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。
鶏もも肉……150g
大根……200g
人参……中1本
ゴボウ………1/2本
サトイモ……5~6個
豆腐……1/2丁
だし汁……4カップ
薄口醤油……大1.5
塩……少々
長ネギ……適宜
1. 鶏肉は一口大に切る。 2. 大根はイチョウ切り、人参は半月切り、ごぼうはななめ切りにして酢水にさらしておく。
2. サトイモは皮をむいて3つぐらいに切っておく。
3. お豆腐は手で大きくくずしておく。
4. 鍋にサラダ油を薄くひき、鶏肉をさっと色が変わる程度に炒め、出汁をそそぎ、ゴボウ・人参・大根・サトイモの順に加えていく。
5. 野菜が柔らかくなったらお豆腐を加え、調味料で味を調え、お椀に盛ってから、小口切りの長ネギを加える。