バラ科サクラ属の植物で、中国の西南部の山岳地帯が原産地。日本へは弥生時代に渡ってきたといわれている。有名な「南高梅」は、戦後に研究と栽培を始めた和歌山県の南部高等学校から文字をとって名付けられたものである。
クエン酸というすっぱさの元でもあり、疲労回復に効果的な成分を豊富に含んでいる。また酸味は唾液の分泌を促し、消化吸収に役立つ効果も期待できる。
5月末から7月の梅雨の時期が旬。果皮が鮮やかな緑色か黄色で傷のないもの。梅干しやジャム用には完熟した黄色、梅酒用には緑色のものが向いている。
買ってきたら、すぐに利用するほうが、梅干しでも梅酒でも美味しく作ることができる。保存する場合は、風通しのよい冷暗所においておく。
下準備としては、アク抜きのためにしばらく水に漬けておく。水気をふき取ったあとは、竹串などで、茶色いヘタの部分を綺麗に取り除いてから使うとよい。
2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、
野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。
ウメジュー青ウメ……1kg
氷砂糖……1kg
保存ビンス
1.ビンを熱湯で煮沸消毒し、乾燥させる。
2.ウメを水洗いして、1~2時間ほど水に漬けあく抜きをする。水気をふき取る。
3.ウメのヘタを竹串などで取る。
4.煮沸したビンにウメ、氷砂糖、ウメ、氷砂糖の順番で敷き詰める。
5.暗く涼しい場所におき、1日に何回かビンをゆすって、かくはんさせる。約10日すぎから飲めるようになる。
6.漬けたウメは渋くなるので、1ヶ月半ほどで取り除く。
7.出来上がったウメシロップを水や炭酸水で薄めていただく。