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ゲルハルト・リヒター展に行きました

ドイツ生まれの現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒターが90歳を迎えた今年、日本では16年ぶり、東京では初となる大規模個展「ゲルハルト・リヒター展」が開催されています。

東京の美術館での大規模な個展は今回が初めてです。

8月の終わり、ネットで時間の予約をして行きました。
雨の日だったせいか、週末でもすていてゆっくり観ることができました。

絵の具をのせたカンバス上にスキージ(板)を滑らせて描かれた、鮮烈な作品群「アブストラクト・ペインティング」。
実物の色彩はもっと激しく、それでいて調和もあり、観ていて気持ちが良い!

こちらは、25色の正方形のカラーチップが196枚並べられています。

組み合わせや形状は会場ごとに変えているそうで、今回の展覧会でしか見られない作品になっています。

様々な技法を編み出して、油彩から写真、ガラスなど素材もいろいろな作品を生み出しているリヒター。

今回の展覧会では最新作のドローイングを含む貴重な作品約120点が、広々とした空間を使って贅沢に配置されていました。
シリーズごとに作風が全く違うので、展示室ごとに別世界が広がっています。

風景や花など具象画も何気にとても良いです。

何を表現しているのか感じてみたり、背景にある歴史について考えたり、ただ色と質感を浴びるように観たり、様々に楽しめる展覧会だと思いました。

開催中~10月2日(日)まで、東京国立近代美術館(竹橋)にて。
詳細は公式サイト https://www.momat.go.jp/