野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
マイタケ

きのこの中でも、江戸時代には『幻のキノコ』と呼ばれるほど希少価値のあったマイタケ。見つけると舞って喜んだからこのような名前がつけられたと言われる。出回るもののほとんどは人工栽培のものだが、天然ものもある。 


栄 養

食物繊維を豊富に含むので便秘解消などに効果的。ビタミン類、カリウム、亜鉛、ナイアシンなどをも含み、エネルギー量は少ないので、生活習慣病予防にも。

旬・選び方

通年出回るが、本来の旬は、晩秋から冬にかけて。肉厚でかさの色がはっきりとしているもの、 持ってみて重みを感じるものが良品。

保存のしかた

乾燥に弱いので、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。冷凍にする場合は、石づきをカットしてさいて水分をふいてから、保存袋に入れて、冷凍庫へ。

調理法

たんぱく質分解酵素を含むので、お肉と一緒に調理するとお肉を柔らかくする効果を期待できる。下準備のときにお肉と合わせてビニール袋などに入れておくと効果的。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


牛肉とキノコの赤ワイン煮
材 料  

牛薄切り肉…250g

マイタケ…1パック

エリンギ…1パック

マッシュルーム…1パック

タマネギ…中1個

ドミグラスソース…1/2缶

赤ワイン…100ml

ニンニク…ひと片

小麦粉…適宜

バター…適宜

塩・コショウ…適宜 


作り方

1. マイタケは小房に分ける。エリンギは縦半分に切り、薄切りにする。マッシュルーム、タマネギも薄切りにする。牛肉は一口サイズに切る。 

2. フライパンにバターを入れタマネギを炒め、いったん取り出す。 バターを加え、ニンニク、塩・コショウ・小麦粉を軽くまぶした牛肉を炒める。

3. 火が通ったら、タマネギを戻す。水1/2カップ、赤ワイン、塩を加え、弱火で10分煮る。