野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
チンゲンサイ

中国原産の中国野菜のひとつで、カロテンをたっぷりと含んだ緑黄色野菜。アブラナ科の野菜で、小松菜や白菜、キャベツなどの仲間。最近では、手軽ということで、手のひらサイズのミニチンゲンサイも出回るようになった。


栄 養

カロテン、ビタミンC,Eを豊富に含むとともに、カルシウムや鉄分などのミネラル類も多い。抗酸化作用を期待できるので、アンチエイジングに効果的。

旬・選び方

通年出回るが、秋から冬にかけてが美味。葉がきれいな緑色で、幅が広くてツヤがあるもの、茎の下部にハリやツヤがあり、みずみずしいものが新鮮な証拠。

保存のしかた

乾燥に弱いので、湿らせた新聞紙などで包み、ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で立てて保存をすれば長持ちする。茹でて小分けにして冷凍も可能。

調理法

アクがない葉野菜なので、下茹でせずにそのまま利用できる。カロテンの体内への吸収率を上げるためには油と一緒に調理するほうが望ましい。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


チンゲンサイとホタテのクリーム煮
材 料  

チンゲンサイ…2束
ホタテの缶詰…1個
鶏がらスープ…1/2カップ
牛乳…1カップ
水溶き片栗粉…少々
塩・コショウ…適宜 


作り方

1. チンゲンサイは半分に切り、さらに縦に4等分に切る。 

2. フライパンに油を薄くしき、チンゲンサイを炒める。 

3. 軽く火が通ったら鶏がらスープを入れる。

4.ひと煮立ちさせ、ホタテと牛乳を加える。

5. 塩・コショウで味を調えたら、 水溶き片栗粉をゆっくりと回し入れとろみをつける。