野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
ショクヨウギク

お刺身のお皿でよく見かける黄色いかわいい花。それが食用菊で、食べることができる。黄色のほか、薄い紅紫色や、白色の八重咲きの品種もある。中国では紀元前から不老長寿を願う花として食用され、日本では江戸時代以降、普及している。


栄 養

ビタミンB1、B2、Cや、葉酸、マンガン、カリウムなど。解毒作用を期待できるグルタチオンを体内に増やすといわれ、アンチエイジング効果も。

旬・選び方

通年出回るが本来の旬は秋。花がしなびていないもの、枯れていないもの、色が鮮やかでハリがあるもの、花の形が美しくととのっているものが良品。

保存のしかた

乾燥に弱いので、湿らせたキッチンペーパーに包んでラップをして冷蔵庫の野菜室で保存。または花弁をはずして、酢水でさっと茹でて水気をきって広げて冷凍庫へ。

調理法

茶色く変色してしまうので、茹でるときは必ず酢を入れて茹でるように。お浸しやお吸い物、炊きたてごはんなどに入れると、色や香り、独特の食感などを楽しめる。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


ショクヨウギクの胡麻和え
材 料  

ショクヨウギク…1/2パック

小松菜…1房

白ゴマ…適宜

 

ゴマダレ

すりゴマ…大さじ2

醤油…大さじ2

砂糖…小さじ1/2

キクを茹でるためのお酢…大さじ2


作り方

1. キクはガクから、花びらを取る。 

2. 鍋に1リットルあたりに大匙2の酢を加え、沸騰させる。菊を入れ、さっと茹で、冷水にとる。

3. 小松菜は塩茹をし、3cm程の長さに切る。

4. ごまだれの材料を混ぜておく。

5. 器に小松菜を盛り、その上に菊をこんもり盛る、白ゴマを振る。食べる時にゴマダレをかけて和える。