野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
シイタケ

日本を代表する食用キノコといえば、シイタケ。学名に「edodes」という文字が入ることからもわかるように、江戸時代から栽培が始まったといわれます。生のシイタケと、乾燥させた干しシイタケのどちらも、日本人には欠かせない食材の一つです。 


栄 養

ビタミンB群や食物繊維などを豊富に含みながらも、エネルギー量は低いので、ダイエットの食材にも最適。乾燥させることにより旨み成分のグルタミン酸などが増します。

旬・選び方

春もの、秋ものがあるので年に2回の旬があります。傘があまり開いていなくて、肉厚のもの、傘の内側ができるだけ白いものは鮮度が高く、質がよいといわれます。 

保存のしかた

水分にふれると鮮度や風味が落ちて痛みやすくなってしまうので、生のものはよく乾かしてからラップをして冷蔵庫へ。乾燥したものはそのまま常温保存でOKです。 

調理法

水につけると風味が落ちるので、濡れた布巾で軽く拭く程度でOKです。乾燥したものをもどした汁は旨みが出ているので、料理に利用するとよいです。 

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


シイタケのつくね揚げ 
材 料  

生シイタケ…… 8枚

万能ネギ……5、6本

生姜 ……少々

鶏モモひき肉……200g

卵 ……1/2個

薄口醤油……小さじ1 

片栗粉

サラダオイル 


作り方

1.  シイタケはいしづきを外し、外したいしづきはみじん切りにする。 

2.  ボウルに鶏ひき肉、万能ネギの小口切り、生姜のみじん切り、卵1/2個に薄口醤油小さじ1を加え、手で粘り気が出るまでよく混ぜる。 

3. シイタケの裏側に片栗粉を薄くまぶし、2のひき肉をうずたかく盛りつけ、お肉の表面に片栗粉を薄くはたいて、170℃の揚げ油でゆっくり揚げる。 (お肉の表面が固まるまでは、触らないようにする) 

4.  カボチャとニンジンは、イチョウとモミジの型抜きで抜いて、素揚げをする。 秋らしく彩りよく盛りつけてください。お好みでカラシ醤油をつけて。

つくね揚げを甘辛く煮れば、お重の一品にもなりますヨ!