野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
オクラ

特徴のあるネバネバしたぬめりで人気でしたが、近年はこのぬめり成分が注目を集める夏野菜。アフリカ原産で、エジプトでは古くから食用とされていたそうです。

オクラという名前もアフリカが起源。きれいな緑色の五角形のものが主流ですが、赤いもの、丸いものもあり。


栄 養

独特のネバネバの正体は、腸の働きを整えてくれるペクチン、ガラクタンなどと呼ばれる食物繊維。美容にも嬉しいビタミン、ミネラルも豊富。

旬・選び方

夏を代表する野菜のひとつ。成長状態が良いといわれるものは緑色が濃くて、うぶ毛が多く柔らかいもの。また、切り口が黒ずんでいないものが新鮮な証拠。

保存のしかた

とにかく鮮度が落ちやすいのがオクラの特徴。ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。茹でて小口切りにして冷凍保存しても。

調理法

香辛野菜なので薬味として使うことが多いですね。漬物や天麩羅にして食べるのも、風味や食感を生かせるので美味しいです。味噌汁やハンバーグの具としても。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


夏野菜たっぷりのスープカレー
材 料 (4人分)

鶏(手羽元)…… 8本

玉葱…… 半個

人参…… 半分

セロリー(無くても良い)

にんにく…… 3かけ

ゆで玉子…… 2ヶ

茄子…… 4ヶ

おくら…… 8本

水…… 5カップ

ブイヨン…… 3個

固形カレールー…半分(50g)

※ 冷蔵庫に残っているもの何種類でも 蓮根、赤パプリカ、ブロッコリー、かぼちゃ等々


作り方

1. 鶏肉は手羽元でももも肉のぶつ切りでも、骨付き肉(コクを出す為)をご用意下さい。

サラダオイル大2で皮に焦げ目を付けておいて下さい。

2. 厚手鍋に玉葱、人参、にんにく、セロリー等はフードプロセッサーにかけるか、細かいみじん切りにして、サラダオイル大1、バター大1でよく炒めておきます。

3. 2の鍋に水5カップ、ブイヨン3個を入れ、沸騰したら1の鶏肉を入れ、アクを取りながら10分位煮込み、カレールーを入れ、中火か弱火で15分位煮込んでから、少し寝かせておいて下さい。

4. 夏野菜は食べよい大きさに切って、170℃位の油で素揚げします。

5. 器にご飯を盛り付け、4の野菜を色どりよく乗せて、温めなおしたカレーをそそぎ、茹で玉子をかざります。

五分ずき玄米に、大豆・黒豆・小豆の入った五穀米を使用。鶏のコラーゲンが体にもお肌にも栄養満点の美味しいカレーです。