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宿根草や、こぼれ種で毎年花が咲く丈夫な草花でつくるナチュラルガーデン。
花の季節はもちろん、早春の芽吹きや、新緑、紅葉など季節の楽しみを運んでくれます。
近年、猛暑がつづく関東周辺では、宿根草も夏越しが難しくなっています。
そこで、夏のガーデニングのポイントと、暑さに強く丈夫で、手のかからない草花をご紹介。
日照は半日程度の、都内の小さな庭で、実際に育ているお花たちです。
お庭がなくても、プランターを並べて試してみてください。
エリゲロン

エリゲロン

花期 5月~11月 キク科
源平小菊とも呼ばれ、咲き進むにつれて花色が白からピンクに変化しますが、日照が足りないと白い花だけになるようです。ほふく性で横に広がるほか、こぼれ種でもどんどん増えるので、グラウンドカバーにも。
ルドベキア

ルドベキア

花期 7~10月 キク科
暑い季節に、黄色の花を元気にたくさん咲かせます。 1年草タイプと宿根草タイプがあり、写真の品種(タカオ)は毎年咲きます。こぼれ種でもよく増えます。放っておくと草丈が80cmくらいになるので、好きな大きさに切りましょう。切り戻した花は、切り花に。
アニソドンデア

アニソドンデア

花期 5~12月 アオイ科
真夏でも次々に花を咲かせる宿根草です。 どんどん大きくなるので、適宜切り戻しましょう。3年目くらいに、株が弱ってアブラムシが発生してしまいました。挿し芽が簡単にできるので、2年ごとに株を更新するといいみたいです。

アスチルベ

花期 初夏 ユキノシタ科
ふわふわの泡のような花は、白、淡いピンク、濃いピンクなどがあります。木陰など、午後に日陰になるような場所がおすすめ。乾燥が苦手なので、水遣りはしっかりしましょう。 冬には地上部がなくなりますが、早春にひっそりと芽を出します。
チェリーセージ

チェリーセージ

花期 4月~7月、9月~11月  シソ科
赤のほかに、赤白のホットリップやピンク、最近は黄色の品種も出ています。 花の後に切り戻すことで秋にも花が咲きます。 葉が混んできたら、新しい枝を残しながら刈り取りましょう。刈っていると、爽やかなハーブの香りが漂います。
ヒメヒオウギ

ヒメヒオウギ

花期 5月~6月 アヤメ科
スペースをとらないので、ちょっとした隙間に植えてもかわいいお花ですね。球根とこぼれ種で自然に増えて、こんなところにも!という感じで芽を出しています。 花の後は地上部が枯れて休眠します。赤のほかに白花もあります。
キョウガノコ

キョウガノコ

花期 初夏 バラ科
梅雨のころに、ふわふわの小さな花を咲かせます。花の雰囲気は上記のアスチルベに似ています。和の庭にも、自然風の庭にもしっくりくる、風情のあるたたずまい。年々株が大きくなって、春の芽吹きが楽しみです。
ガウラ

ガウラ

花期 5月~10月 アカバナ科
小さなチョウチョのような花が、風になびく姿が涼しげ。ここで紹介しているお花の中では、日当たりが好きな方かと思います。花の後は草丈の3分の1くらいのところで切って、株元が蒸れないように注意しましょう。
ゲラニウム

ゲラニウム

花期 品種によって異なる フウロソウ科

ガーデナーの間で人気のゲラニウム。色も形もいろいろあります。夏の高温多湿に弱い品種も多いのですが、写真の“サンゲニウム・ストリアタム”や“ジョンソンズブルー”などは、夏の間も咲いてくれます。冬に地上部が枯れても、芽吹きを待ってみて。

カラミンサ

カラミンサ

花期 6~11月  シソ科
草丈50cmくらいになるハーブで、白~薄紫の小さな花が涼しげです。 葉にはさわやかなミントの香りがあります。 葉がしげりすぎると蒸れてしまうので、適宜刈り込みましょう。刈った葉は、肉・魚料理のソテーなどに。
ルリマツリ

ルリマツリ

花期 6~11月  イソマツ科
日当たりのいいところだと、花がどっさり咲いてくれますが、半日陰でも大丈夫です。大きく育つので、地植えか、大きめの鉢に植えるのがいいようです。もともと熱帯地方の木なので、冬は霜にあてないようにしましょう。
宿根フロックス

宿根フロックス

花期 6~9月  ハナシノブ科
花魁草とも呼ばれるフロックスは、真夏でも旺盛に次々花を咲かせます。新しい品種より、写真のようなオーソドックスな品種の方が丈夫なようで、半日陰でも毎年咲いています。うどんこ病にかかりやすいので、風通しのいいところで育てましょう。

クレマチス

花期 品種によって異なる キンポウゲ科
早春からぐんぐん芽を伸ばし、つるを伸ばしながら葉を展開させて、花をいっぱい咲かせる姿は野趣にあふれ、自然を感じさせてくれます。品種がいろいろあるので、選ぶのも楽しいですね。根がまわりやすいので、鉢植えの場合は2年に1回は植え替えが必要です。

+++ 夏の世話のポイント +++

夏の水遣り

夏の水遣りは、早朝か夕方の涼しい時に。
土の表面が乾いたらたっぷりとあげましょう。
水をやりながら、枯れた花を摘んだり、
虫食いの葉っぱを取り除いたり、
「きれいだね!」と話しかけたりして、
花との対話を楽しみましょう。
植物はときどき触ってあげると、 成長ホルモンが活発になるそうです。
暑い時間に水をやると、 水がお湯になって根腐れの原因になるので注意しましょう。

剪定

夏はたくさんの日光と雨を浴びて、 緑がどんどん大きくなりますね。
蒸れると株が弱る原因になるので、 ときどき剪定して、風通しをよくしましょう。

肥料

宿根草は、一年草と違ってあまり肥料を必要としません。
特に暑い季節は、株に無理をさせないように、 控え目にしましょう。
栄養不足で葉が黄色くなったり、 花が小さくなって元気がないかな、という時は、
水遣りの時に液肥を適量混ぜてあげましょう。

虫も自然の一員。気にしないで虫込みのナチュラルな風情を楽しんじゃうのが一番ですが、
いやいや、虫は苦手!という方は、虫食いの葉っぱを取ってしまうだけでも、発生を抑えられます。
うすめた木酢液や竹酢液をまいても、ある程度の虫除けができます。
それじゃ甘い!という方は、雨の後などに、市販の防虫スプレーなどを撒きましょう。
違うメーカーのスプレーを2本用意しておくと、虫に耐性ができづらくなります。
ちなみに私も虫は苦手でしたが、
薬剤のスプレーは、草花がかもし出すせっかくの空気を汚してしまう気がして、
極力、虫はテデトール(手でとる!)か、
うすめた木酢液にトウガラシ&ニンニクを入れた手づくりスプレーで防虫しています。
また、株が弱ってくると虫がつきやすくなりますので、
古い株は挿し芽や株分けで株を更新しましょう。

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